自分語りの部屋

アラフィフ♀です。

補足~トラウマからの回復について

私が経験した大きなストレスと、そこからどのように回復してきたかを書いておこうと思う。 父が自殺したとき、私はもう立ち直れないと思った。というより、父をみすみす死なせてしまった親不孝の極みである私のようなものは、立ち直るなど、あってはならない…

他人に迷惑をかけることは、病むことの本体の一部

私は、激鬱のときには、仕事は全部キャンセルするしかなかった。同僚と部下に任せた。 みな、自分の計画を台なしにしたことだろう。本当に申し訳のないことだった。 他人に迷惑をかけること、それは病むことの本体の一部である。それは他人にとって迷惑であ…

うつ状態~生きている意味がわからない

私には、生きている意味がなかった。少なくとも、そう感じた。 何もかもが億劫だった。何にも興味がわかなかった。生きていても、何の楽しみもなかった。意味のない生だと思った。 しかし、私には死ぬことは許されていない。父があのような形で死に、遺族が…

あたりだったのか不明 抗うつ剤による治療

週末明けの月曜日、病院に駆け込んだ私は、デパゲンを飲みきること、と言われ、それと同時に、抗うつ剤を飲み始めた。トフラニール。オレンジ色で三角の錠剤。可愛いけど、副作用はかわいくなかった。やたら口が渇くのだ。初めて飲んだ抗うつ剤だった。副作…

うつ病時代?の始まり

2月に始まったひどい躁鬱混合状態と思われる時期が過ぎ、 落ち着いてきたころ、 主治医が「そろそろよし。差し迫った感じもなくなった」 と言った。 私は徐々に仕事に復帰し始めた。 6月下旬だった。 治まったとはいえ、 主治医は、 「まだまだ用心だ!こ…

ステロイドパルス後 精神症状②

精神科を訪れると、精神科医は、私のバセドウ病のことをどこかから訊いていたらしく、「足の痛みがバセドウ病の前駆症状だったことを見逃してしまった、申し訳なかった」と語った。私は、そんなことを向こうから言われることに少し驚きつつも、「・・・そう…

ステロイドパルス後 精神症状①

前回のブログから間が開いてしまった。 躁状態の自分の状態を整理するというのは、思っていた以上に時間がかかった気がする。躁状態とは、本当に手が付けられない。 前回のブログは身体症状について述べたものだった。でも、少し精神症状についても触れてい…

ステロイドパルス後 身体症状②

ステロイドパルス療法を1月に受けたその年の暮れ、私はこのように記している。 「今年一年は・・・、ステロイドとの戦い。 私の主観としては、冷静な自分とアタマがへんな自分との対決。 心の荒野とでもいうか、幻の嵐の中でうろうろしてた。」 「アタマが変…

ステロイドパルス後 身体症状①

退院後、 仕事を再開しつつ、 ステロイドの錠剤を飲んで脱ステロイドを図りながら、 放射線治療を行った。 放射線は、たしか2週間ほどだっただろうか。 そのころから、体がおかしくなってきた。 それは、放射線ではなく、 ステロイドによるものだと、あとで…

入院してステロイドパルス療法

入院して受けた治療は 「ステロイドパルス療法」という。 化学療法の一種で、 ステロイド剤を大量に一度に点滴でぶち込み、 それをぱっとやめる。 ぶち込む・やめるを繰り返すので、 鼓動に例えて「パルス」と言うらしい。 ステロイドはもともと副作用が強い…

バセドウ眼症の治療の始まり

目の治療の話が続く。 私の場合は、これが精神病の始まりをもたらしたので、 関係ないようだけど、関係ある。 さて、前回の続き。 医者には仕方がないといわれても、 これでは生活にならない。 本やネットで調べると、 ちゃんと治療法があるではないか。 そ…

バセドウ病からバセドウ眼症へ

バセドウ病になって、 半年ほど過ぎたころ、 眼に違和感を感じた。 まぶしい・痛い・貼れた感じなどなど。 ああ、バセドウ眼症ね、と思った。 眼球突出といえばわかりやすいと思うが、 眼の周りの組織に炎症が起きて、 あれこれ不具合が出てしまうもの。 突…

もぐらたたき~バセドウ病発症

現在の私はもうだいぶよくなって、 「寛解」の言葉が見え隠れしているほどの 状態にあるのだが、 病気の進行などについて説明するため、 ちょっと暗めの話が続く。 では続き。 股関節の痛みがあるものの、 それほど生活に支障があるわけでもなし、 あの世を…

うつ状態は軽快、でも謎の症状

ドグマチールで症状がそれなりに軽快した。 そのまま医師の指示通り、 3か月ほど服薬を続けた。 3か月で、ドグマチールを卒業し、 精神科の受診も終了となった。 しかし、その3か月の間に、 「股関節の痛み、手の震戦」という よくわからない症状が出た。…

精神科の薬を飲初めて飲む

「これってうつでしょうか」 と訊いた。 私は、ほぼ確定だと思っていた。 すると医師は、 「うつ『病』というほどではないかもしれないけど、 うつ『状態』ですね。 とりあえず、これ飲んでみて。」 といって、処方箋を書いた。 胃腸科でもらっていた胃薬・…

精神科を受診

心に以前から関心を持っていたこともあって、 信頼のおける精神科医のことを私は知っていた。 とにかく、眠れない。 心に空いた穴が大きい。 すうすう風が通って、痛い。 まず予約を入れて、 精神科に行く。 すると、看護師のかっこうをした人 (心理職かも…

精神を病み始める~心身症から精神へ

父の自死をきっかけに、 私の精神は病み始めた。 とはいえ、「精神」とはどこにあるのだろう? おそらく、脳に、ある。 でも、脳とは、臓器のうちの一つにすぎない。 同時に、脳は体全体をつかさどっている。 おそらく、上記の理由で、 精神がおかしくなるの…

私の場合を詳しく~①私は自死遺族

私が心身に大きな異常をきたしたのは、 2008年3月。 父が自殺した時からだった。 それは大きなショックをもたらした。 病発症のきっかけが、 大きなショックを受ける出来事だったという人は 多いのではないだろうか。 といっても、私は、当時は自分の心…