双極性障害寛解できるよ

双極性障害ですが、寛解の可能性が見えました。これまでの経緯を語ります。アラフィフ♀です。

地獄の番外地!その後の躁状態①

激鬱から持ち上がって来た私。

 

もう退職しかないと思っていたはずのに、

いい感じで生活ができていた。

 

その頃、私は気づいたことがあった。

今まで全然できなかった仕事が、

すいすいとできるようになっている!?ということ。

 

できなかったこと、というのは、

職場で相手にする子どもの気持ちを汲み、

子どもの気持ちに沿いながら遊ぶこと。

私はこれが苦手だった。

 

私は大人だ。

子どもの気持ちなんて、わかるか。

 

ところが、激鬱の後、

それができるようになり、

出来る感じがますます高まって行った。

 

これは私にとって便利な現象だった。

子どもにとことん共感することができれば、

私の教育活動は楽に進む。

彼らがなぜへそを曲げたり、

恥ずかしがったり、

反抗したりするのかがわかる。

理解を示して、こじれた心をほぐしてあげれば

彼らはすんなりと立ち直っていった。

 

また、私は、他のことでも今までにない成果を上げ始めた。

例えば、子どもの発表会のプログラムを作ること。

もちろん今までもずっと行っていたが、

今回のものはセンスがよく、

気の利いたものになっていたと思う。

 

しかし、だんだんとそれが、

病的な異変だと思うほどに

高じていくのに気づいた。

上記で述べた変化が、

どんどん進んで、度が過ぎるのだ。

何かをしようとする。

すると、それに関連することで、

何か素敵なことを思いつく。

今度はそれについてあれこれ考え始める。

すると、そこからまた別の何かを思いつく。

これが何度も繰り返される。

だから、困る。

いろいろなアイディアが出ていいような気がするが、

度が過ぎれば、結局なにもまとまらない。

まとめようとするのに、

次々と考えがあふれ出て絶対にまとまらない。

蜘蛛の子を散らすよう、とはまさにこのこと。

 

この現象は、生活のあらゆる場面で現れた。

食事をしようとして、箸を持つ。

ご飯を食べようとしたが、

ふと見えたサラダを食べたくなり、

フォークに持ち替える。

あ、ご飯だった、と思い、

箸を・・・

そんなことをしているうちに、

右手に箸1本とナイフ、

左手にフォーク、

そんな妙なことになってしまうのだ。

これではいつまでも食べられない。

 

私はあらゆる場面で、やる気がある。

次々とアイディアが湧いてしまう。

ところが、

ここでとどめよう!と決めても、

次から次へと湧き出すものを、

止めることができない。

だから、上記で述べた発表会のプログラムは、

気が利いてはいるが、

ぐるぐると終わらないらせんのようなものになってしまった。

 

パソコンにたとえれば、

急にスペックがあがったような感じ。

デスクトップにたくさんのソフトを立ち上げて

様々なデータをあれこれ見ているような状態。

メモリがフル回転する。

なのにフリーズしない。回り続ける。

広げ過ぎてまとまらないのに

また別のデータを広げて考慮してしまうのだ。

でも、本当は、スペックは変わっていない。

結果的に、空回りする。

私の脳というパソコンは

よい仕事はできないことになる。

 

これでは生活に困る。

主治医に訴えると、

「観念奔逸!転導性の亢進!」と言った。

なにそれ??

私にとっては初耳だったのだが、

その後とてもなじみのある言葉となった。

 

つまり、観念奔逸・転導性の亢進とは、

躁状態に典型的な症状だったのだ。

 

さらに私は、

いちいちいろいろなことに気づくようになっていた。

本当に、「いちいち」である。

いつもなら気づかない些細なことに気づく。

気が利く、などというレベルをあっという間に通り越した。

 

そんな中、いくつか信じられないような経験をした。

これは怪奇現象なのか!?と思うようなことだった。

しかしそれも、おそらくは、

あらゆる出来事を自分に取り入れてしまい、

その出来事をさまざまに組み合わせ考えることによって、

「あり得ない偶然」も、

見つけてしまうことになる。

重なりすぎる、確率的にありえない、と思うようなことに

結果的にたくさん出会うことになってしまうのだ。

でも、当時私はそれがわからなかった。

 

 

あまりにも奇異に思える体験が連続するから、

思わず主治医に

「私って、仙人にならなきゃならんのですか?」

と聞いたら、

「そうです、達観してください」と言われた。

                       

私はひどく落胆したが、

どうしようもなかった。

 私は地獄の番外地に入っていた。



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