自分語りの部屋

アラフィフ♀です。

精神科を受診

心に以前から関心を持っていたこともあって、

信頼のおける精神科医のことを私は知っていた。

 

とにかく、眠れない。

心に空いた穴が大きい。

すうすう風が通って、痛い。

 

まず予約を入れて、

精神科に行く。

すると、看護師のかっこうをした人

(心理職かもしれない)に、

家族歴や受診の理由ほか、

いろんなことを聞かれる。

アンケート用紙にもあれこれ書かされる。

 

そして医師に診てもらう。

 

医師に父が死んだことを伝えると、

「死んでしまったの!?」と

少し驚いていた。

精神科医として、

「父が死にそうだ」という話なら、

そのお父さんをなんとかしよう、ということだったのかな。

医者たるもの、

死んだ人より、

生きてる人をなんとかしようという心意気があるのかな。

死んだ父のことをずっと考えている

私との差異を感じた。

 

私は黙ってうなづくしかなかった。

人様の前ではあまり泣いたりしなかったのだが、

この時ばかりは涙があふれた。

医師はだまって私にティッシュボックスを渡した。

 

悲しい人、涙を流している人に、

黙ってティッシュを渡す。

これは、私が今採用している

簡単な慰め方法である。